「大学受験は、親が9割」~保護者様向け勉強会

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キョウコ

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塾スタッフ。塾生さんや、塾生の親御さんと、いろいろなお話をしながら、塾生と先生の間をつないでいきます。そうして見えてきた塾の魅力を、より多くのかたにお伝えしていきます! 

こんにちは!

 今回は、7月5日(日)に行われた「保護者様向け勉強会」からのレポートです。

「塾って、子どもが受験勉強をするところなのに、

 親も勉強するの?」 と驚かれることもありますが、

実際、開催した後は、とても喜んでいただいています。

では、参加いただいた方からの感想レポートをご紹介しましょう。

 

 「受験生の子どもとの接し方」を学ぶ勉強会

 ミスターステップアップの塾生は大半が親元を離れての初めての一人暮らし、

ということもあり、勉強会では、まず、

 塾生たちが普段どのような生活をし、どんな勉強をしているかを報告。

後期入試までの合格戦略やスケジュールをお伝えします。

 

そしてその後、いよいよ本題である、

「受験生の子どもとの接し方」についてレクチャーです。

 

なぜ、接し方を学ぶかと言えば、親の接し方次第で、

子どものパフォーマンスは180度変わるから…。

受験生が日々しっかり勉強できているか、

本番に最高のパフォーマンスを発揮できるかどうかは、

親御さまの言葉一つで決まるといっても過言ではありません。

大学受験は、親が9割! です。

だからこそ、

子どもに「良い影響を与える応援」を実践していただきたい!

との思いで、必要なことをお伝えしています。

 

では、ここからは実際に勉強会に参加された

親御さんの声をご紹介しましょう。

勉強会に参加して、どんなことを感じられたでしょうか?

 

  参加を決めたお母さまの想い

福井県出身の塾生のSくんは入塾しておよそ3か月。

一人暮らしにも慣れ、受験勉強も軌道に乗ってきていました。

そんなSくんのお母さまは、すこし心配性。

「Sくん、一人で大丈夫かしら」が口癖だったので、

塾から親御様むけの勉強会がある、と案内をもらったときは、

すぐさま、参加します! のお返事をされました。

そしてついでに、

「せっかくだから、息子にも会いたい」

「何か、差し入れでもしようかしら」

と思ったのだそうです。

 

 そうして勉強会当日、大阪楠葉に向かいました。

Sくんのお母さまにとって、勉強会のお話は驚きの連続でした。

もし、この日、この話を聞いていなかったら、

「親のせいで、受験が上手くいかなかった」と息子から言われても、

反論できない、と思ったそうです。

 

Sくんのお母さまが気になった話は2つありました。

一つが、「親子の世代間ギャップの話」

 

親子の間で価値観や考え方が異なり、

話がかみ合わないとき、

その原因は、昭和生まれ人の価値観、

平成生まれの価値観が違うことだ、というのです。

たとえば、

 

昭和世代と言えば、苦労して働いて、ほしいものを手に入れてきた世代。

一方、平成世代は、子どものころから身近にスマホがあり、

手軽にボタン一つでほしいもの、知りたいことが手に入る世代。

 

育った環境があまりにも違うため、

日々の生活や、将来に対する考え方がまったく違うのです。

さらに比較してみると、、、

         昭和生まれ    平成生まれ                                                                            

セルフイメージ   低い       高い

メンタル      強い       弱い

特徴       根性論が好き    根性論が苦手

        学歴や資格を重視   自分の感情を重視

傾向      安定か上昇を目指す  自由や個性を重視

 

と真逆。

親子がかみ合わないのも無理はありません。

 

だから、

親の考えや価値観を押し付ければ、押し付けるほど、

子どもは反発し、親の期待と逆方向に行ってしまう、と。

 

Sくんのお母さまは、日頃から子どもとの会話がかみあわず

モヤモヤと感じていましたが、

その理由がわかって、スッキリしたようでした。

 

同じ家族でも世代によって価値観が違うものなんだ、

それが普通なんだとわかって、

逆に安心した、と言っていました。

 

「大学受験は、親が9割」とは

そして、もう一つが、

「受験は心理戦」だということ。

いくら勉強して学力を高めても、本番は1回きり。

本番の日に全力を出せるか出せないかは、その子のメンタル次第。

そして、そのカギを握るのが、親の接し方ということでした。

 

というのは、親が思っている以上に、

子どもは「親の発言」を重く受け取っている、というのです。

親にとっては「1」ぐらいの軽い気持ちで言ったことも、

本人にとっては、「10」ぐらいの重さで伝わっているもの。

 

特に、進路や費用に関する発言は、親が思う以上に、

けっこう、重く受け止めて、苦しんでいるケースが多い、というのです。

Sくんのお母さまは驚きました。

「はやく医者になってラクさせてよー」とか、

「浪人生にはお金がかかるなー」とか、

軽い気持ちでSくんに言ってしまっていました。

 

でも、そのことが10代後半の子供たちは、

親が思っている以上にプレッシャーになっていて

メンタルが弱い子は、それを気にして本番で失敗するというのです。

 

中には、「私立はダメ、絶対国立に行け!」と

母親が圧力をかけ続けたために、

子どもはセンター試験でパニックになって大失敗した、という事例もあったとか。

Sくんのお母さんはそれを聞いて、

「もう、二度と受験費用の話をするのはやめよう!」と決意しました。

 

そして、村田先生のお話であった、

「母親が絶対に子どもに言ってはいけないNGワード」

メモをとり、さらに、今後どう接すればいいのか、

毎日を、どう過ごせばいいのかを教わりました。

そうして今日の話は、絶対に父親と共有しよう、と思ったそうです。

 

食を大事にする=生きることを大事にする塾

Sくんのお母さまは、懇親会にも参加されました。

講師たちと同じテーブルを囲む食事の席では、

勉強会の最中には質問しにくかったことも気軽に質問でき、

講師もすぐに答えてくれます。

 

普段は、塾生たちも同じように、

講師やスタッフと同じテーブルを囲んで食事をしている、と聞いて、

とても安心しました。

 

しかも、お料理は、どれも無農薬の野菜を使い、

化学調味料や添加物はいっさい使っていないこと。

いいお水、いいお塩、いい調味料を使って、どれも手作りであること。

そんないいものを毎日食べているのか、と少々うらやましくさえ感じたとか。

 

そして、帰る頃には、

食を大事にする、ということは、

息子の人生を大事にしてくれる証拠だ。

 この塾に息子を預けて、良かった。

 今日、Sに会っても、親がいい影響になると思えない。

 親が子どもの世話をやけないのは寂しいけど、

 それこそ、子どもの自立のために大事なことだとわかった。

 今日は、息子に会わずに帰ろう」

と、思われたのだそうです。

 

子どもの大学受験を通して、親も新しいことを学び、

成長していけるなんて、貴重な経験ですね、と言って帰られました。

まとめ

大学受験は、ただ子どもの進学先が決まる時期、というだけでなく、

親子ともに成長し、親子の関係性が変わり、

親も子も、人生を次のステージへ進ませるタイミングです。

 

大事な時期だからこそ、わたしたちステップアップは、

このような勉強会を設けて親御さんに大切なことをお伝えし、

最高の受験を経験していただけるようにサポートしているのです。


PS。こちらもどうぞ!

おススメ動画 「村田先生と石川真理子先生が語る、受験生の親の心構え」